最良のコンディションを保つために~予防/メンテナンス~
~発症/再発の回避やコンディションの維持・管理のすすめ~
予防やメンテナンスとは、保守・管理・維持・手入れを施すことで不具合の可能性を予め防ぎ、状態を維持することを言います。
医療の現場も含め指圧・マッサージ等の治療院でも、来院される方は
『腰が痛くて・・』
『肩が凝り過ぎて頭痛がする・・』
『背中が張って夜寝付けない・・』などなど、
既に日常生活に何らかの違和感や支障を感じている状態でみえる方が多いと思います。
逆に特に痛みもなく、凝っている感覚もない・・
そんな自覚症状のない状態ではどうでしょう。
何ら不具合のない状態で『よし!メンテナンスをしよう!』と意識を向けることはなかなか難しいのではないでしょうか。
しかし、自覚症状はなくとも、実際は意識にないところで身体は常時使われています。
習慣化した不安定、窮屈、不自然な姿勢を支えたり、モニターを見続けることで目を酷使したり、時にはストレスという刺激に身体を強張らせて耐えてみたりと、日常のあらゆる場面で身体は頑張っています。
体力や生活習慣により個人差はあるものの、使い続けることによる疲労やダメージは、気が付かないところでジワジワと溜まっているものです。
施術をしていると、その患者さんが訴える内容とは別に内臓の不調を現す
異常サインが体の表面にコリや張りとして出ていることもよくあります。
エアコンや車のように、異常や部品の交換時期を知らせる『お知らせランプ』や、定期点検のお知らせがあったら・・と思いますが、残念ながら私たちの体にはそのような便利な機能が備わっておりません。
ご自身の健康状態に意識を持たない限り、異常サインを見逃し、故障が出てしまうまでひたすらに使い続けてしまう・・なんてことになりかねません。
結果、冒頭に挙げたように日常生活に違和感や支障が出てしまい、状態によっては痛みで動けず、治るまでの間、仕事はおろか,やりたいことすら出来なくなる可能性もあります。
加えて治療に費やす時間や費用までもかかってしまい、良いことありませんね。
そうならない為にも、自身の体の状態にはアンテナを張って、予防やメンテナンスに意識を向けることは、最良のコンディションを保つことに繋がります。
次項では、ご自身で行う身体の状態をチェックする方法をご紹介します。
特に自覚症状がない方は参考にして下さい。
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